ランディングネット製作

   

フレーム製作 塗装前まで

渓流釣りを始めた時から使っていたランディングネットが、ボロボロなってきたので、作ってみることにしました

買ったのが10年くらい前なので、うろ覚えだけども、3000円くらいで買った物だったと思います。 昨年はこれでしのぎましたが、だいぶ塗装も剥げて、フレームも折れちゃってます。 転んで尻もちついて割ったのです・・・

修理すればまだ使えると思うけど、もう十分使ったかな。

ホームセンターで、まずは材料の木材を買ってきました。

これは枠になる平板です。サイズは画像のラベルに記載されている通りで、 丁度良い感じのが売ってます。これを4枚重ねて枠にします。 後々いくつかのホームセンターで見てみましたが、ヒノキだけは、 このサイズの物をだいたいどこでも置いてますね。

こっちは、グリップ部分に使う木のブロックです。 本当は木目の綺麗な高級木材が良いんだろうけど、 今回は端材売りのコンテナに入ってた「一位」と言う木にしてみました。 厚み、大きさがちょうど良かったのでこれにしました。50円と安かった!

ここから加工に入りますが、まずは枠になるヒノキの板に、ネットを張る際に糸を通す溝を作りました。 色々なネット情報を見ていると、溝を作るタイミングや、やり方は色々あるようですが、 手っ取り早く、板がまだ真っ直ぐで加工のしやすい曲げる前に、彫刻刀で溝切りしました。

多少いびつな箇所も出ましたが、手彫りでも、まあなんとかできました。 組み合わせる時、この板が一番外側になります

このあと枠になるこのヒノキの板は曲げるので、お風呂で水に浸けておきました。

 

続いてグリップ部分を作ります。作りたい大きさを書いた型紙を貼り付けて、その大きさにカットします。

ただ、糸ノコ持ってなくて・・・。

小型ノコギリでは曲面が難しかったので、 カッターで削って、紙やすりで仕上げました。糸ノコ無しでも何とかなりました。

この一位という木ですが、始めて扱いましたが、 比較的柔らかく、ジョリジョリと削れて加工しやすい木でした。 さて、ここでは、切断面を垂直に仕上げておく事が大事です。 この後、曲げたヒノキを貼り合わせますから。

 

一晩水に入れて曲げやすくなったヒノキの板は、ランディングネットの形に曲げていきます。 曲げる型が必要なので、台所を物色し、適当な大きさの鍋を見つけました。 手軽に今回は鍋を使うことにします。

鍋に沿って、ヒノキの板を曲げてみると、折れることもなく、 簡単に曲がりました。ヒノキはこういった加工がしやすいんですね!

4枚全てをグリップ部分に合わせて、水分が乾燥するまで固定しておきます。 固定する適当な物がなかったので、セロテープでグリップ部分をグルグルに巻いておきました。

左右対称のフレームなら、鍋で全く問題ない感じですね。

 

乾燥したら、接着剤でグリップと枠を接着します。 しっかり接着するように、2液エポキシの接着剤を使います。ルアー作りにも使っていたコレを使いました。 硬化時間が何タイプかありますが、この作業は締め付けたりするのに苦戦するので、 90分タイプが良いと思います。


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接着ですが、面倒なので一度に4枚すべて固定してやろうかと思いましたが、グリップ部分が斜めになっているので、 つるつる滑ってしまって、難しいです。

なので、まずはグリップと枠を固定する事を目的に、一枚だけ貼り付けました。 接着剤を付けて、またセロテープでぐるぐる巻きにして固定しました。写真は接着剤乾燥後で、固定のテープをはがした状態です。

 

一枚目が接着出来たら、残りの3枚は、まとめて固定します。 同じように接着剤を付けて、セロテープでぐるぐる巻きです。

隙間ができないように、ぐるぐる巻いてどんどん締め付けていきます。 締め付け道具を買うのをケチってセロテープを使いましたが、 いくらか伸びて、粘着で貼りつくので、締めながら巻きやすい事、 また、透明なので隙間がないか、確認しながら巻ける事から、思いのほか良い感じでした。

この張り合わせ作業・・・手がベタベタになります。最初はポリ手袋してましたが、 うまく作業できず、結局素手でやる事になったので。

 

接着剤が完全に固まったら、グルグルのセロテープを剥がして、表面を紙やすりで綺麗にしました。

接着剤がベタベタでシミができてましたが、紙やすりできれいサッパリ無くなって木材の表面になりました。

グリップのはしっこは、4枚重ねの木が段々になってるので、小型ノコギリで切断。 それからグリップの内側が直線的な切りっぱなしだったので、彫刻刀の丸刃で削ってやすり掛け、曲面にしました。

 

次に網を取り付けるための穴をあけます。取り付けする網によって必要穴数は変わりますが、 今回は34個の穴をあけることにしました。売っている網を見ると、 渓流用の大きさの物は大体34か35の穴で取り付けできるようなので、それにならいました。

ちなみに、網も自分で編んで自作予定です。

穴あけ準備として内周をメジャーで測って、34等分した長さで目印を書き込みます。

 

穴を空けた後がこちら。

穴あけは、リューターで削りながら空けました。 電動ドリルと違って力不足で止まったりしましたが、何とか全て貫通。

ドライバーみたいな手動ドリルとか、キリとか何でもできると思います。

 

最後にヒートンを付けるための穴もあけておきます。コレもリューターで掘りました。

使うヒートンに合わせて、直径6㎜の穴です。

準備したヒートンはネットでコレ↓を購入しました。鈍い金色でいい感じだし、真鍮なので錆も出なくてよいです。


小分け売りで2個から変えて、安く済ませられるので良かったです。サイズは2種類ありましたが、大きい方の6㎜(太さ)で丁度良い感じです。

 

こんな感じに取り付け予定です。今、接着してしまうと、塗装する時に面倒になりそうなので、 塗装が終わった後、一番最後に接着したいと思います。