釣行記録
2020.10.15 静岡 芝川漁協 芝川
10月になってしまいましたが、今年最後の釣りに行ってきました。静岡県内には10月になっても釣りのできる河川が結構あり、 今回行った芝川漁協は10月15日まで釣りができる漁協です。まさに最終日の15日の釣行です。
2年くらい前の早春に芝川には行った事があり、その時はあまり良い印象はありませんでしたが、なるべく近場でルアーができる場所ということで、 改めて芝川にチャレンジです。気温も随分と下がってきていて、秋の気配がします。こういう時期に釣りをするのは初めてですが、どうなんでしょうね。
この漁協は、「つりチケ」に対応しているので、前の日の夜にスマホのアプリで釣り券を購入して、印刷しておきました。 行きがけに券売所を探さなくていいので、こういったシステムに対応している漁協は便利でいいですね!
今回はこのルアーを試したいのも目的の一つでした。スミス社から発売された2020年の新製品であるDコークスです。(2020年の新商品を最終日に試すという遅さ・・・)
ネットで見ていたらDコークスというのが出ていて、小型ミノーでは珍しく移動重心方式とのこと。 テール側にオモリがある状態でキャストされるので、ルアーは頭を上に向けて立った状態でテールから沈みます。 沈ませてから軽くアクションを入れると、オモリが中央部分に移動して横向きの状態で安定します。
ルアーの中身はどうなっているのかな?と、実物を振ったりして様子を見ると、 ルアー内部の中央部には、玉の引っかかる窪みが設けられており、そこにオモリの玉が移動すると、オモリが留まる仕組みのようです。シンプルな構造です。
深みを攻略する時、流される前に、早く沈めて確実に深いところを攻められるかな?と思って買ってみました。
⇒amazon Dコークス ⇒楽天 Dコークス芝川の前回入ったあたりは、3月でも岩のぬめりがあって滑りやすく疲れたので、今回は比較的上流の方に入りました。白糸の滝を越えて、ずっと行ったあたりです。内野という地域でしょうか。
このあたりは、変なぬめりもなく、綺麗な水と岩で歩きやすい所でした。
前入った場所は、場所が悪かっただけなのかな・・・
全体的に、この写真みないな感じの場所が多く、開けていて、のびのびと釣りができます。今回はルアーのみで釣りに来ていますが、フライやテンカラにも良さそうな川です。
川幅は結構広く、ポイントが沢山あるので、ルアーも変えつつあちこち探っていきますが、反応がかなり薄いです・・・
朝の6時過ぎに川に入って、2時間くらいして、ようやく15㎝位のアマゴ1匹釣れました。小さな堰堤みたいな段差の下を、スピナーを沈めて引いたら、食ってくれました。
なかなか厳しい雰囲気がしています。
DコンタクトとDコークス
さて、今回の釣行の目的の一つである、Dコークスの確認ですが、個人的な感想として特に良くも悪くもないかな・・・
期待してた底付近にスッと沈めて、深みを効果的に攻めるという狙いも、いざやってみるとノーマルのDコンタクトとそんなに変わらない気がする・・・。
そして、オモリを前に移動するためにチョンとアクションを入れるわけですが、そのタイミングで、沈んだハズのルアーが、大きく浮き上がるような気がする。 やり方が悪いだけかもしれないですけど、ルアーが真上を向いてるから、アクション掛けると上に飛び上がるのかなあ。渓流は流れも複雑だから、必要最低限のアクションで綺麗に姿勢を横向きに直すのが難しいような印象を受けました。
あと、通常時の泳ぎの性能は、Dコンタクトの方が断然安定しています。ダウン~サイドにキャストして引いてくるとDコンタクトは飛び出さずに泳ぎ切りますが、Dコークスは飛び出しちゃったりします。
ノーマルのDコンタクトはもともと、後ろよりの重心で、飛距離もよくでるし、テールから沈むから、これで良いんじゃない?って感じがしてしまいます。なにより、安定していて使いやすいです。
ということで、私の場合は、今後も買うならノーマルのDコンタクトかなあ。
さて、話は釣りに戻って、今回の釣行は驚きの結果となりました。
このポイント対岸にキャストして引いてくると、足元あたりから、大きな魚影が飛び出してルアーに飛び掛かってきたではありませんか!
食らいついてきたものの、空振りしたようで、手元に反動はなく、魚は軽くジャンプしました。
で、もう一度同じようにキャストして、さっき出たあたりでアクションを掛けると、掛かりました!
さすがに大きい!ロッドはしなり、ドラグが作動して糸が出ていきます。
手こずりましたが、無事ネットに収める事ができました。
40㎝位ですかね、ニジマスでした。太い体で、いかつい顔してます。下あごがしゃくれてて、口は大きく、5㎝ミノーを丸飲みでした。(針を外すの大変だった・・・)
ニジマスではあるけど、こんな大きいのが、比較的上流の方で釣れるなんて驚きです。芝川漁協はニジマスも放流していて、大物も釣れるというのはネット情報で見てましたけど、 まさか本当にこんな大物が釣れるとは思いませんでした。最終日に芝川に来た甲斐がありました。
この魚を釣ったルアーです。
パームスのアレキサンドラ50S、今回の釣行でこの魚に限らず反応の良かったルアーです。あとは蝦夷50Sにも反応がありました。(このニジマス以外はチェイスだけで釣れませんでしたけど)
あとは赤系の色が良かったような?芝川は赤系が良いんでしょうかね。緑系、チャート系の色が好きな自分はあまり持っていない系統の色です。
今回は市販ルアーメインで色々使って楽しみました。このルアーは10年位前に買った物だと思いますが、久しぶりに活躍してくれました。
アレキサンドラは、Dコンタクトよりも少し浅いところを泳ぐ感じですが、そんなに激しくアクションを掛けなくても、勝手にヒラヒラと良く泳いでくれるルアーです。 ダウン方向に投げても限界は高く使い勝手も良いです。
ちなみにロッドも、その頃買った、同じくパームスのジェイドミラーという物を使っています。 残念ながら、ジェイドミラーという名前のシリーズは残っていませんが、今もメインで愛用している良いロッドです。
⇒amazon アレキサンドラ ⇒楽天 アレキサンドラ一匹大物を釣った事で満足して気が抜けた事も影響してか、その後は反応なく釣りあがりました。
途中、写真のような感じでモミジの木がありましたが、うっすら黄色くなり始めていて、もうすぐ紅葉の季節に入りそうです。あと半月位するとこの辺りも紅葉で綺麗な景色になりそうです。
今回は十分に時間が取れていたので、途中でカップ麺を食べて、のんびり過ごし、退渓できる橋にたどり着いたので昼過ぎで終了としました。
道路に上がり、3kmくらい歩いて車まで戻りました。
ニジマスではありましたが、自然河川でこんな大きな魚を釣ったのは初めてです。これはこれで最後に楽しい釣りができました。芝川はルアーが使えるし、また来年も芝川の他のエリアも開拓しようかなあ?と思い始めました。 ひとまず、16日からは禁漁なので今年の渓流釣りはこれで終了です。