塗装仕上げでの色付け方法

塗装をして色付けする方法です。

油性塗料の吹付や、セルロースセメントの吹付などを行った方がいいものはできると思いますが、塗装ブースや排気などの準備が大変なので、水性塗料での塗装をやっています。

塗装仕上げだと、塗装面保護のため最後に透明なトップコートをしますが、ここでの色流れ防止が非常に難しいです。(塗装に手を出すまで、こんなに難しいとは知らなかったです。)ホビー用塗料の中でも溶剤に対して強い塗膜ができるアクリジョンと、塗膜へのダメージが少ないノントルエンタイプのセルロースセメントで何とかできるようになったので、その方法を載せていますが、淡い表現だとやはり色がボケてしまいます。ただ、自分が塗装する場合は、この方法に落ちついています。

塗装での作り方流れ

1 下地を作る

セルロースセメント ハンクル

塗装をする場合は、塗料を付ける面がボコボコしていると上手く色が付かないので、アルミ貼りまでしたらセルロースセメントでコーティングして表面を作っておきます。私はハンクル製セルロースで6回くらいディッピングしています。

(面倒なのでこのくらいの回数で済ませていますが、まだアルミと木材の境など段差が残るくらいの厚みなので、仕上がりに拘るならばもっと多い方がいいと思います。)

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2 塗装をする

塗装した後のルアー

エアブラシを使って好きなように色を塗ります。
色流れ対策として、塗料はクレオスのアクリジョンです。塗料は、専用のうすめ液で60~70%くらいに希釈しておきます。 軽量スプーンがクレオスで販売されているので、そのスプーンで0.3mlの塗料をとって、うすめ液をスポイト3滴入れてやってます。(スポイト1滴はだいたい0.05mlらしいです。)

色付けの塗装が終わったら、色止めとして同じくアクリジョンのクリアを、2回程薄っすら吹いておきます。

うすめ液はエアブラシ用というのもありますが、乾燥が遅くなるタイプのようで塗膜の耐溶剤性が弱くなりそうなので(気のせいかも)、ノーマルのうすめ液でやってます。

3 トップコートをする

アクセルのセルロースセメント

塗装して1~2日乾燥させたら、塗装面を保護するためのトップコートを、セルロースセメントへのディッピングで行います。

ここで使うのは色流れの対策として、溶剤が少し弱いノントルエンタイプのセルロースセメントです。使っているのはアクセルの物ですが、開封状態で、粘度が低くサラサラなので、薄めたりしないで、乾燥後のルアーをそのままディッピングできます。(逆に薄すぎてなかなか厚くならないので、最初の下地作りには向かないと思います。)
ちなみに、下地作りで使ったようなトルエンタイプの物にディッピングすると、一発で色が流れてしまうので、この作り方で仕上げるのであればノントルエンタイプのセルロースが必須です。

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個人的にはそこまで手間にならずに、そこそこの塗装ルアーができるので、こんな仕上げ方もいいのでは思います。