2.金具の作製①(フロントアイ、テールアイ)

頭、尾、腹の部分に使用する金具を製作します。内部にしっかりとした構造線を入れる方法と比べると、 強度は落ちるでしょうが、渓流釣りのレベルではまったく問題ありません。先に、ラインが切れたり、フックが曲がります。
手軽に小さなヒートンを使う場合、この工程は省略です。

ステンレス線を巻きつけて曲げるために、細めの棒が必要です。
私の場合、釘を板の裏側から打ち出した作業台を作ってあり、そこに巻きつけて作ります。

まずは一回折り曲げるように曲げます。
折り曲げる側を硬い物で押さえながら曲げると綺麗に曲がります。(写真ではペンチの側面)

ステンレス線の両端をクロスするように引っ張って曲げます。

このような状態にします。

ペンチで輪の部分を写真のように、しっかりとはさみます。

飛び出している2本を、蝶ネジを回すようにクルクルと4回程ねじります。

このような状態にします。

斜めになっている部分を写真のように垂直にします。

長い部分を、根元からペンチで切断します。

完成です。切断した部分が少しだけ横に飛び出ていますが、 バルサ材への食い込み部分になるので少し出ているくらいが良いです。 このパーツを、フロントアイとテールアイに使います。

2.金具の作製②(腹部フック用の金具)

続いて腹部に使用するパーツです。
フロントアイ、テールアイと同じ物を腹部に突き刺して使用してもよいです。
このパーツを別途作ると、ボディの内部に金具が入らないので、おもりを自由に入れられます。 中心部におもりをできるだけ寄せたいので、このようなパーツを作っていますが、特にこだわりがなければ①の金具やヒートンで代用できます。

最初は、同じです。

写真のように軽く、ペンチではさんで細めにします。

このような状態にします。

写真のようペンチで曲がっている部分の奥を持って、直角に曲げます。

両サイドを同じように曲げます。

さらに写真のように曲げます。

長い部分を根元から切断して、腹部のパーツ完成。