必要な物

ミノーを作るのに必要な材料と道具の一覧です。

また、作り方はこちらのページにまとめています。⇒<作り方>

バルサ板

バルサ板の写真

ボディを作るメイン材料。発泡スチロールのように軽く、加工もしやすいハンドメイドミノーの一般的な材料です。

普通の形のミノーを作るなら4mmか3㎜の厚みがおすすめです。薄型扁平ボディを作るなら2㎜が良いです。どこのホームセンターにも大概置いてあるので、その辺で買ってきた方が早い材料です。

ステンレスばね線

ステンレスばね線の写真

ラインやフックを付ける"アイ"を作るための金属線です。普通の針金だと結構太目の物で作らないと、やわらかくチョットしたことで変形してまいます。

私はオモリ以外の部分は極力軽く作りたいので、細くても強度が出せるバネ線というステンレス線を使用しています。

ただ、置いているホームセンターは少ないので、ネットで買うのが手っ取り早いですが、 私の生活圏だとケーヨーデーツーというホームセンターには置いてありますね。 私は0.5mmか0.6㎜を使用しています。パッと見で結構細いですが、ばね線は丈夫で、岩に直接強くぶつけない限り、曲がったりしないので、軽さ、ボディへの組み込みやすさを重視して細めを使っています。

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小さいヒートン

小型ヒートンの写真

ステンレス線で"アイ"を作らないで、後からボディに差し込む場合は、こんな感じの小さなヒートンを使います。写真の物は、自作アクセサリーの用途で売っていた物です。

写真の通り、丸い部分の直径が4mm位で、渓流ミノーに丁度いいサイズも売られています。

アルミ箔

アルミ箔の写真

バルサのボディに張って銀色の下地を作るために使います。オーブン用という厚手の方が綺麗に仕上がります。

箱の裏をみると普通のホイルは厚み11マイクロメートルが多いですが、厚手は17マイクロメートルとか書いてあります。

最近実店舗で見かけないので、たかがアルミホイルですが、何かのついでにネットで買っています・・・。

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のびるラベル 透明フィルム

のびるフィルムの写真

塗装なしで作る場合に色を付けるためのフィルムです。プリンターで印刷したフィルムを貼る事で、塗装なしでもソコソコの見た目のミノーを作れます。

印刷できる伸びるフィルムは、なかなか売ってないので通販が手っ取り早いです。

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塗料

塗料の写真

塗装して仕上げるのであれば、何かしらの塗料が必要です。私が塗装する時は、アクリジョンという物を使っています。

水性の中でも臭いが非常に少なくほぼ無臭なので、締め切った部屋でも気にならないです。(臭わないとはいえ、多少でも窓開けて換気した方がいいと思います。)
また、ホビー用塗料の中では乾燥した後の塗膜の耐溶剤性が高く、塗装した場合に誰でも問題になるであろう、色流れに強いという良さも有ります。

私の場合は、臭いの問題から(体にも良くない)油性塗料を室内で吹き付けたくないので、水性塗料を使用しています。

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アクリジョン用の薄め液(amazon 楽天)と、ツールクリーナー(amazon 楽天)も必要です。

おもり

おもりの写真

ボディの中に入れるオモリです。バルサの浮力を生かしつつ重みを特定の箇所に集中できる事、渓流サイズではボディ自体が小さくオモリのスペースも限られる事から、高比重のタングステン、または鉛が良いです。

タングステンでは写真のZAPPUというブランドの製品が入手しやすいです。渓流ミノーサイズには3~5mmくらいが使いやすいです。

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セルロースセメント

セルロースセメントの写真

ミノー表面のコーティングに使います。ボディの表面に透明な硬い樹脂膜を作ることができます。

臭いが強い油性の溶剤系ですが、フィルム貼りで仕上げるにしても、塗装をするにしても、これだけは使用が避けられないと思います。

締め切った室内で使うと臭いが籠りますが、ディッピング(この液にドブ浸け)だけであれば、細かい作業はなく、浸けて干して来るだけなので、庭やベランダでやっています。(窓全開でやれば、室内でもできなくはない)エアブラシで吹いたりしない限り、住宅街でも近所迷惑になるような事はないと思います。

いくつかのメーカーから出ており、製品ごとの特徴も結構違い、私が使った中で選ぶならば、ハンクルのセルロースセメントが、扱いやすさと仕上がりの良さのバランスでおすすめです。

塗装した場合には、セルロースセメントで色流れが起きるので、色々と難しく苦戦しますが、私の場合はノントルエンセルロースも使って対応しています。こちらにまとめています。

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リップ板(サーキットボードなど)

リップ材料の写真

ミノーのリップを作るための薄い板です。写真の物は、サーキットボードとか言われたりするガラス繊維で補強されたエポキシ板です。0.5㎜の厚みから売っていますが、この厚みで強度的には問題ありません。

私は使った事が無いですが、他にはポリカーボネートも丈夫で使えるようです。ポリカーボネートであれば透明なので見た目はいいと思います。

ただ、塩ビ、アクリルの樹脂板は、ホームセンターで安く手軽に入手できますが、強度が足りず簡単に折れてしまうので使えません。(最初はこれらで作った事がありましたが、潜ったミノーが底石に当たっただけで簡単に折れてしまいました。)

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スプリットリング

スプリットリングの写真

フックを付けるため使います。釣具屋ならどこでも売ってる物です。

フック

フックの写真

書く必要もないような事ですが、フックも必要です。適当な好みのフックを付けてください。

必要な道具

ルアー作りに必要となる道具類です。色々と載せていますが、最低限一番上に載せている一般工具と、フィルム貼り仕上げならPC、プリンタがあれば作れると思います。

塗装するとなると、エアブラシなどの塗装道具も必要になってきます。

一般工具

基本道具の写真

カッター、ハサミ、ペンチ、マジックなどの基本的な道具。カッターや、ペンチは、刃先や大きさなど、いくつか種類があった方が便利です。みんな100均でも売っています。とりあえず、これくらいの道具があればできると思います。

接着剤3種

接着剤の写真

製作に使う接着剤の一覧です。左から、2液エポキシ、セメダインC、瞬間接着剤です。2液エポキシはリップ板の固定、セメダインはバルサの張り合わせ、瞬間接着剤はチョットした固定に使います。
接着剤の種類

パソコン、プリンタ

パソコンプリンタの写真

のびるフィルムを使った色付けをする場合は、プリンタで印刷できる環境が必要です。安物のプリンタで問題なく作れますが、フィルムはインクジェットプリンタ用です。

紙やすり

紙やすりの写真

バルサボディの形を整えるのに使います。高いものでもないので、100~200番くらいと、300~400番くらい、1000番くらいと、少なくとも3種類はあった方がよいです。

ポンチ

ぽんちの写真

先が丸い刃のようになっています。円形に目玉用の絵をくりぬくために使います。ホームセンターで売っています。

やすり

やすりの写真

リップを作る樹脂板のバリ取りに使ったり、アルミに鱗模様をつけたりとかに使います。あると便利な道具です。

電子天秤

電子天秤の写真

ルアーの重さを量るために使います。無くても問題なくルアーを作れます。ただ、細かい事を気にしだすと、塗装後の重さや、パーツの重さを測ったりしたくなるので、少なくとも0.1g単位で量れる物があると便利です。

フィッシングプライヤ(スプリットリングオープナー)

フィッシングプライヤの写真

フックを付ける時にスプリットリングを開くのに使います。ルアー作りに関わらず、既製品ルアーのフック交換する時なども含めて、結構便利な道具なので、一つ持っておくといい物です。